プロになるということ。
お久しぶりです。
毎日続けることが大事とか高説垂れて起きながらこの始末。お許しください、ギターは毎日弾けるんですが、ね…笑
さぁ何ヶ月前ですか、語った言葉は数しれず。
プロになるためにはというお話です。
-プロとは?-
さぁノッケからこのお話です。
みなさん、ギターのプロとはどういった仕事内容なのでしょうか。
まずどこからプロを名乗れるのでしょうか。
あえて定義付けるのであれば、利害がひとつでも発生しそれに見合った報酬を得られたのなら、もうプロと語っても良いでしょう。
プロは仕事にしていること、アマチュアは趣味程度と定義付けするのがわかりやすいです。
要は案件が発生し、それでお金を貰えればもうプロと語るに等しいということです。
よくそういった定義付けに拘る方をお見受けしますが、わりとあいまいなモノなんですね。
-プロになるためには-
本題です。
プロになるために必要なことは、先ほどにも記述しました通り、とてもあいまいなものです。
ですがもちろん音楽で生きていく、そう決めた方は少なからずいらっしゃるハズ。
そんな方のために必要な要素を羅列していきます。
・フレキシブルなスケジュール
・ある程度のギターに関する知識、演奏技術
・顧客の要望に合ったフレーズが弾けるかどうか
・これだけは誰にも負けないという特徴
・誰に対してもしっかりとした挨拶
この5つだと私は考えます。
まず第一に、スケジュールですね。
これはやはり仕事なので、キチンとしたスケジュール管理が必要になってきます。
遊びに行くから無理なんて以ての外。相手も仕事ですから、この日はダメですなんて言えません。
彼女との約束なんかいつでも他に会えます、ただ一度きりの仕事のチャンスを失ってしまっては今後仕事も来ません。
第二に、これは当たり前ですがある程度の知識や経験、演奏技術が必要になってきます。
ギターに関する仕事というのは、ギターを弾くことだけではありません。
もしかしたらローディ、メンテナンスを任されるかもしれません。
たまにギター歴は長くてもメンテナンスはすべて楽器屋に任せている方を見ます。
これではいけませんね、ローディという仕事であればギターの弦交換から調整、アンプのセッティングまで幅広くできなくてはいけません。
ジミ・ヘンドリックスというギタリストも最初の頃はローディ時代を経験したと言います。時代が違うって言われてしまえばその通りなのですが、そういった経験は今後プロになる上で重要になってきます。
第三、顧客の要望に合わせる。
これは上記にも示した通り、ある程度の技術がないとできません。
ギターを弾くという仕事は、バッキングだけ弾く仕事から、速弾きを用いたギターソロ制作まで幅広く存在します。
もちろんある程度、速く弾かずともそのギタリストの特徴が出せれば問題ないという現場もあるかもしれませんが、ゴリゴリのメタル寄りの曲でギターソロを弾いてくださいという案件があれば、それに合うように弾かなくてはなりません。
第四!疲れてきたぞぉ笑
ギタリストにおける特徴ですね。
バッキングを弾くだけでも大いに差が出るモノです。
J-POPという括りで見ますが、JUDY AND MARYのギタリスト、TAKUYAさんの演奏法とONE OK ROCKのToruさんとでかなりの違いがあるのがわかると思います。
そしてお互いにギタリストとしての良い部分が違うことに気づくハズです。
ジャンルも違うので良い例ではないかもしれませんが、こうしてそれぞれの差異を見ていくと、かなり違うことが見て取れるかと思います。
まぁ最悪の場合、ギターの善し悪しではなく見た目での勝負も可能性としてはアリだと思います。
V系バンドというのは良い例ですね。もちろんバカにしてるわけじゃあございやせん。
全体ではないにせよ、そういった見た目を重視するファンもいらっしゃるわけです。
そういった売り方をするのであれば、そういった層をファンにしていく視野と演奏技術が必要になってきます。
これもまた違ったプロへの道ではありますね。
一般的なプロとはまた違った、バンドで売れるタイプのプロです。
そして最後!疲れたw
しっかりとした挨拶。
なんならこれが一番重要かもしれません。
たとえ同じ現場で動く人たちもれっきとした人であります。
自分と同じように仕事として呼ばれた他の楽器陣、プロデューサー、マネージャー、サウンドエンジニア、ブッキングスタッフ。
これらの方も仕事でやっているわけです。
そんな中、挨拶もなしにただ演奏だけして帰る人なんて、もってのほかです。
結果として大事なのは、人と人との繋がりが大事だということです。
コネという言葉をご存知だとは思いますが、そういったものは度重なる現場での信頼の上に成り立ってます。
もちろん自分が出たライブでの全ステージ終了後の打ち上げ、あるいはリハ終わりの顔合わせでも良いです、他のバンドさんと話をしてみてください。
ステージ上とはまた違った人となりや考え方、目指す先の違いなど、さまざまな経験を積むことが可能です。
さらにそこから発展し、良いギタリストがいるんだよ〜と次への仕事へと繋がる道筋を提示してもらえることもあります。
最終的に言えることは、交流の輪を広げることこそが、プロへの近道だと考えるのです。
-終わりに-
さぁ長々と語りましたが、言いたいことは以上です。
このご時世、ギタリストという職業の敷居はどんどん下がってきています。
バンドはどんどん力をつけていきしていき、メジャーデビューが簡単になってきています。
むしろ問われるのはそこから先へどう進んでいくかが問われる時代。
それを吉と見るか凶と見るか、それはアナタ次第です。
ツイッターなんかを眺めていると、プロでも通用するような上手いギタリストは腐るほどいる時代です。
一昔前まではある程度上手く弾ければモテはやされ、後世に語り継がれるべきギタリストなんて言われる時代でしたが昨今はそうもいきません。
そんな中、では自分は何が出来るだろうか。
それを考え実践していくのがプロとしての一番の近道ではないでしょうか。